合成葉酸より天然葉酸?葉酸サプリメントの選び方
一口に「葉酸」と言っても、多種多様な成分が配合されたサプリメントが販売されており、人によって選び方は様々です。
近所のドラッグストアで手軽に買える、価格重視、添加物など不要な成分は摂りたくない、等など。
サプリメントで補うべき1日の必要量である400μgの葉酸を摂取できていればよいのですが、選び方によっては必要量をしっかり補えていない可能性も。
効率的に葉酸を摂取したいのであれば、これだけは押さえておきたいというポイントをご紹介します。
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葉酸の種類
葉酸には天然葉酸「ポリグルタミン酸型葉酸」と合成葉酸「モノグルタミン酸型葉酸」があります。
体に良さそうだから天然葉酸を、と考えてしまいがちですが、ちょっと待って。
それぞれの特長を見ていきましょう。
天然葉酸「ポリグルタミン酸型葉酸」
食品由来の天然成分でできていますが、体内での吸収率は約50%とされています。
つまり、1日の必要量を補うには推奨されている倍の量、800μgを摂取することが必要となってきます。
また、ポリグルタミン酸型葉酸は時間とともに劣化しやすく、800μg摂取したとしても必要量を確実に摂取できているとはいい難いのです。
合成葉酸「モノグルタミン酸型葉酸」
一方、モノグルタミン酸型葉酸は、体内への吸収率を高めるために人工的に作られた葉酸で、より確実に葉酸を摂取することができます。
厚生労働省が推奨しているのは、こちらの「モノグルタミン酸型葉酸」です。
合成葉酸「モノグルタミン酸型葉酸」を選ぼう
赤ちゃんの健康と安全を思うと、どうしても天然成分の葉酸を選んでしまいたくなります。
しかし、天然葉酸「ポリグルタミン酸型葉酸」は小腸で体内に吸収されるまでの間に、その効率が50%以下に低下してしまう恐れがあり、1日の必要量400μgをしっかり補うことができない可能性があります。
葉酸は妊娠前〜妊娠初期には欠かせない要素です。
言葉に惑わされず、確実に必要量を補える厚生労働省推奨の合成葉酸「モノグルタミン酸型葉酸」を選んで摂取することをおすすめします。